ものづくりと工房
HAUS-ZUCCHEROの革製品は、バリ島の提携工房で職人の手によって一つひとつ作られています。素材の表情を生かしながら、毎日の暮らしになじみ、長く愛用していただけるバッグや財布を目指しています。
バリ島の提携工房について

HAUS-ZUCCHEROは、バリ島の提携工房と20年以上にわたり、革製品のものづくりを続けています。
長い時間をかけて培ってきた関係の中で、商品の企画や仕様を共有し、素材の選定から製造、仕上げまで協力しながら商品を作っています。
革は一枚ごとに色合い、シワ、血筋、厚みなどが異なります。職人はそれぞれの革の状態を見ながら、商品の形や使用する部分に合わせて作業を進めます。
機械だけでは均一に仕上げることが難しい天然皮革を扱うため、職人の経験と手仕事が欠かせません。革が持つ個性を残しながら、日常で使いやすい製品へ仕上げています。
製作の工程
革の選定
天然皮革には、一枚ごとに異なる表情があります。職人が革の色、厚み、柔らかさ、傷やシワなどを確認し、バッグや財布のどの部分に使用するかを考えながら選定します。
天然素材ならではのシワ、血筋、色の濃淡などは、革が生きていた証でもあります。すべてを隠すのではなく、商品の使用に支障がない範囲で革の個性として生かしています。
裁断
商品の型紙に合わせて革を裁断します。革の表情や繊維の方向を見ながら、完成したときの見え方や強度を考えて配置を決めます。
持ち手、バッグ本体、財布の内装など、使用する場所によって必要な革の状態は異なります。限られた素材をできるだけ無駄なく使えるよう、配置を工夫しながら裁断します。
染色
商品によっては、革の風合いを生かすため、職人が色の状態を確認しながら染色や仕上げを行います。
天然皮革は、同じ染料を使用しても革の部位や状態によって色の入り方が異なります。均一な工業製品にはない色の濃淡や奥行きが生まれることも、手仕事で作られる革製品の特徴です。
縫製
裁断した革や内装生地などを組み合わせ、バッグや財布の形へ縫い上げていきます。
厚みのある革や曲線部分、持ち手の付け根、ポケットの周囲などは、仕上がりと強度の両方が求められます。職人が素材の状態を確認しながら、一つひとつ丁寧に作業します。
ステッチは製品の耐久性だけでなく、見た目の印象にも関わります。革の風合いを引き立てるよう、全体のバランスを見ながら仕上げます。
金具・ファスナー・がま口の取り付け
バッグや財布には、ファスナー、金具、がま口など、使いやすさに関わるさまざまな部品が使用されています。
部品の位置にずれがないか、開閉に支障がないかを確認しながら取り付けます。がま口は、本体とのバランスや開閉具合を調整しながら仕上げます。
仕上げ
縫製や部品の取り付けを終えた後、商品の形を整え、表面や細部の状態を確認します。
余分な糸や汚れがないか、バッグや財布として問題なく使用できる状態になっているかを確かめて完成となります。
牛革・ヌメ革など素材ごとの特徴は「本革の種類と選び方」で詳しくご案内しています。
日本での確認
完成した商品は日本へ届けられた後、傷や汚れがないかを確認します。
天然皮革には、シワ、血筋、色の濃淡などの個体差があります。天然素材の特徴と、使用上問題となる傷や汚れを区別しながら確認を行っています。
確認の際に問題が見つかった場合は、商品の状態を確認し、必要に応じて対応します。お客様へ安心して商品をお届けできるよう、一点ずつ商品の状態を見ることを大切にしています。
革を無駄にしないための取り組み
バッグや財布を製作する際には、商品の形に合わせて革を裁断するため、どうしても小さな端材が生まれます。
HAUS-ZUCCHEROでは、使用できる革をできるだけ無駄にしないため、端材を小物などへ活用しています。
大きな製品には使用できない小さな革でも、形や大きさに合わせて活用することで、新たな製品の一部として生かすことができます。
天然素材を大切に使うことは、長く革製品を作り続けるうえで重要な取り組みです。素材の個性を見極め、使える部分をできる限り生かすものづくりを続けています。
長く使うためのものづくり
HAUS-ZUCCHEROでは、商品を販売して終わりではなく、購入後も長く愛用していただけることを目指しています。
ファスナー、金具、持ち手、ステッチ、がま口などに不具合が生じた場合は、商品の状態を確認したうえで修理のご相談も承っています。
使い込むことで色やつやが変化し、持ち主だけの表情へ育っていくことは、本革製品ならではの魅力です。日々のお手入れと必要に応じた修理を重ねながら、長くお使いいただけます。
日頃のケア方法や修理のご依頼については「お手入れ・修理・アフターケア」をご覧ください。
ものづくりを通して届けたいこと
私たちが大切にしているのは、革の表情と職人の手仕事が感じられ、毎日の暮らしに自然になじむ製品をお届けすることです。
バリ島の提携工房と20年以上にわたり積み重ねてきた経験を生かし、素材を選び、形を考え、職人の手で一つひとつ作り続けています。
天然皮革の個性や経年変化を楽しみながら、自分らしく長く使えるバッグや財布を見つけていただければ幸いです。